私たちが行う仕事の多くは地図に残り、地域のシンボル(記憶)となり、最近では衛星写真で確認することもできます。

 人類が定住をする様になった時から必要に応じ力を合わせて色々なものを造り始めてからの歴史があり、人の生活と常に共存してきました。

 ゼネコンとは、建築・土木工事を一式で発注者から直接請負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者のことです。具体的に工事をする建設会社をサブコン(Sub contractor)と言い、ゼネコンは工事全体を引き受ける統括会社と言えます。

 プロのピアニストは、譜面から初見で弾くことが出来、感情移入することにより多くの聴衆の感動を得られます。同じように土木・建築のエキスパートになると、図面から詳細部を頭の中に描く(3D画像)ことが出来、具現化する方法を膨大な情報の中から選定し導き出します。
ゼネコンは、工事をマネジメントする技術者集団です。


 施工現場全体の管理、監督をする総合的マネジメント業務のことでその領域は広く、施工計画、品質管理、工程管理、安全管理、原価管理、発注者や設計監理者との打ち合わせなど工事全体を指揮します。音楽と同じように上手な指揮者だと素晴らしい工作物を造ることが出来ます。

 作業所長となれば、社長からそのすべてを統括することを任されることから、一つの会社を期限と目的を明確にして経営するといっても過言ではありません。

 建設現場の職員として働くうえで必要な国家資格は下記の様になります。指定学科であれば実務経験1年以上から、その他の学歴でも所定の※実務経験によって2級試験の受験資格が得られます。

 1、2級建築施工管理技士/1、2級土木施工管理技士/1、2級建設機械施工技士
※必要な実務経験年数の詳細は各国家資格の受験案内等を参照してください

 当社は、これらの資格合格者に合格祝い金や資格手当等を支給し、資格取得を奨励しています。

 現場には、色々な苦労もありますが、作り上げたものは、完成すると数十年から何百年と残ります。建築では法隆寺の五重塔が1300年程経っていますし、土木では地域にあるため池や堤防、道路や石垣などが古くからあります。それらは皆が待ち望んでいたものであり生活に欠かせないものとなっています。

現場職員は工事の中心となって多くの人達と関わり合いながら多様な現場条件に対応し、そのプロセスの中で常に新しい発見を学習し、完成した時の達成感に感動し、利用され続ける満足感を持ちます。