初期見積としては別途工事となる杭工事費。建築基準法施行令第38条で「建築物の基礎は、建築物に作用する荷重及び外力を安全に地盤に伝え、かつ、地盤の沈下または変形に対して構造体力上安全なものとしなければならない。」とされており、一見良好に見える地盤でも地質調査により対策が必要なケースが多くあります。
木造住宅、軽量鉄骨造でよく施工されるべた基礎、布基礎と違い、yess建築を含む鉄骨造では独立基礎が主流となり、例え良好な地盤であってもボーリング調査が必要となります。
一般的な手順:仮計画段階
- 予定敷地を決め、建築物の配置を決定
- 概算見積用として建築計画を立てる
- 概算見積を行います。
(杭工事費も予定敷地が分かれば近隣ボーリングデータから大まかな費用が算出できます。) - ご予算と建築規模等から計画の見直し等を行い、建築位置を確定していきます。
一般的な手順:本計画段階
- 建物規模に応じて数箇所ボーリング調査を行います。ボーリング費用の目安は調査1箇所あたり20万~60万で、深さにより実費精算が基本です。
- ボーリング結果に基づき、基礎工法の検討を行います。土質調査の結果からより経済的な工法を選定します。
- 基礎工事の見積を行い、基礎工法を決定します。